年長さん追い込み時ですかね
もうお受験は大きな都市では珍しくもなんともなくなってきていますね。
そりゃそうだ、少子化を見込んで早め早めに手を打ってきた学校法人が
どんどこどんどこ小学校を新設。
聞いたこともない歴史の浅い私立小学校が増えてきましたからねえ。
受け皿というかそのまま上に引っ張ろうということですね。
あちこちの私立では学内でのいわゆる「学童保育」も増えましたしねーー
ますます保育園からの受験者は増えるでしょうね。
で、先日、某路線、時は平日午後。
紺色のワンピ(フォク○ーもどき)に身を包んだママと年長らしき男の子、その弟推定2歳後半。
車内は空いていたので3人は私の目の前に座った・・・と思いきや
弟君、かなりの大声でママに話しかける。靴のまま座席に膝立ちして外を眺めながら。
ママはスマホのチェックに余念がない⇔生返事→無視
その間も弟君は椅子上を膝立ちしながら空いている左右を行ったり来たり
突然椅子から降りたかと思えばまた離れた所に駆け出したり
離れた場所からママに呼びかけたり。
まーーーちょこまかちょこまかと落ち着かないね。
お兄ちゃんはぐったり(お勉強疲れ?)静かにだらしなくもたれて座っている。
このママ、騒々しい弟君をいさめる様子は全く見られず ←ていうか気付いてない?
スマホチェックを終えると今度は「今日やったプリントの点検」に入りましたわ。
弟君、エネルギー爆発といった感じでママやお兄ちゃんにあれこれちょっかい出してるんですが完全無視されてました。
プリント見ながらママはお兄ちゃんに色々お尋ね。
「これは何で間違ったかわかる?」
「家で復習しなきゃね」・・・・てなとこでしょうな。
いやだわ、この親子私と同じ駅で降りたわ・・
いやだわ、私も寄ろうと思ってたコンビニにあなた方も入るのね・・
いやだわ、弟君、ベビーカーに乗せるの?あれだけ喋って元気な弟君を?
→予想通り店内でもベビーカーの中からママに大声であのお菓子がいい、アイスがいいと叫びまくり。
終始不愉快でした。
あのさ、公共の場でのふるまい方や他者への心使い等々もお教室で習うよね。
授業でも、いまやネット購入もできる○○○会の「じょうしき」問題でも。
親が出来てなくてどうするの?
ていうか、こんなことは本来家庭でしつけ、伝えていくことですが。
ま、私はしがない保育園の保育者ですが
もしもその子の受験する学校の先生なら絶対来てほしくない親子ですね。
その親の生きる姿勢は確実に子供に伝わるだろうし。
しかし試験当日、たった数時間、たとえ数日にわたってその子をみたところで
家庭の有り方というのはやっぱり完全には見抜けないでしょうね。
幼小受験塾も一時期に比べてかなり減りましたが、中にはプロフェッショナルと呼べる素晴らしい「お稽古」をしてくださるところもあるようですし。
話それちゃうんだけど
某お教室、全くアレレなお子様を名門(と呼ばれる)幼稚園にぶちこみました。
いや、コネも(カネはあったようだが・・)全く無いご家庭だったのに。
というかね、お子様自体が本当に不思議がかって落ち着かないお子様だったのでね。
受験いたします、と聞いた時も「頑張って下さいね」と口だけで激励しましたが
合格しました、と聞いた時は思わずのけぞって転倒し叫びそうになるのを必死でこらえました・・・
いや~~~・・・プロのお仕事に感服です。
某小学校の入試では一時期親の面接が無かったのですが(子供を見ればわかる!とのことで)
おかしなの学校の期待にそぐわないご家庭とその子弟がかなり紛れ込んでしまったことにより
親の面接を復活させたと伺っておりますわ。
お受験には卒業生が有利というのは当たり前でしょ。
どんなご家庭で育ったお母様、お父様なのかわかっていたら学校側は安心でしょう。
入学する子供の祖父母まで承知しているというわけですから。
ま、お受験を決意したのであれば運やらタイミングやらコネやら色々あるのでしょうが
しっかりと建学の精神を理解してから臨んでくださいね。
そして公共の場でのふるまい方等々、プリントやドリル、面接とっくん以外で
是非実践してくださるようお願い申し上げますわ。
まずはご家庭からね。