保育の質 保育士の質①
認可、認可外、認証、プリスクール、色んな保育施設があります。
それぞれ保育料の設定はまちまちです。
安かろう悪かろう、高かろう良かろうは保育の質に反映されません。
安いから悪いということはないしその逆もあり得ます。
ハード面、施設が最新だからと言ってその保育の質が保障されているわけでもなく
ソフト面での保育士の質を見なきゃね。
勿論ハード面があまりにも悲惨だと悲しいですが
保育の質もボロボロだとも限りません。
私が知っている小規模園はパートのおばあちゃんたち(無資格だけど)が
心を込めて離乳食を作り、一人一人に合わせて工夫されていました。
小さな庭で夏は大きなたらいに水を入れて、手作りおもちゃで遊ばせていました。
畳の部屋の壁には折り紙で作った季節の事物をデコレーションしていました。
子守唄を歌って寝かしつけていました。
アトピーの子供にはきめこまかく痒みをそらすような配慮をしたり
いわば保育の原点のような園でした。
大都会の真ん中でこんな園もあります。
一方、高収入の親をターゲットにした保育料の上限ぎりぎり設定で
最新の設備やもろもろをアピールしている園もあります。
次から次へとイベントやお稽古、息つく間もないスケジュールの中で
あえいでいるのは子供だけじゃなくて保育者もダウン寸前!なんて園もありますね。
園からの年間行事表とか入園や説明会でもらうじゃないですか。
行事やイベントの多さと保育の質は比例しませんよ。
園児の数と保育者の数はどうでしょうか。
めいっぱいのカリキュラムに対応できるだけの人員でしょうか。
退職する先生が毎年何人も出ている、特に1年で辞める先生が複数いる場合は要注意です。
保育士の求人が年がら年中出ている園はそれなりの理由があると心得ておいてください。