赤ちゃんの個性
0歳、1歳の赤ちゃんにも個性はあります。
個性というか、傾向、性格ともいえますかな。
3歳くらいまで個性なんてないと思い込んでません?
好奇心いっぱいに動き回る、目的物に向かって常に高速ハイハイする赤ちゃん。
一つの玩具を握りしめながらもう次の玩具に手が伸びる赤ちゃん。
何にでも触りたい赤ちゃんがいれば手をひっこめママの胸に顔を埋める赤ちゃんもいる。
動きが少ない。寝返りすら億劫な様子の赤ちゃん。
食べたことのないもの、見たことのないものは決して口にしない赤ちゃん。
初めての場所では固まり、一歩を踏み出さずその場にいつまでも立ち尽くしている赤ちゃん。
持って生まれた性格というのは確かにあります。
ある母親は娘にたおやかな花の名前を付けました。
おしとやかな、物静かな日本女性になってほしいと願いを込めて。
その娘は天真爛漫、あけっぴろげでハキハキ主張するヒマワリのようなお嬢さんに育っています。
悲しいかな、「こうあってほしい」思いが強い親の子供はたとえ1歳であっても
萎縮したり、園と家庭とでまるで違ったキャラクターになってしまっていることもあるんです。1歳でですよ、1歳で。
つまり、ママの前での顔と外界での顔が違うわけですね。
これは言い換えれば「わきまえている」とか「環境の変化に柔軟に対応できる」とも言えますが
学校行く頃になると家ではいい子なのに外ではとんだ暴れん坊将軍だったりする可能性も秘めているのですよ。
「そんな、まさかうちの子に限って・・・」学校からの連絡に青ざめることになりかねませんよお母さん。
そんな親に代わって園では対応に追われ、やんわりと連絡帳でアドバイスするんですが
ね。
子供の個性をしっかりと観察し、見極めてその子に合った対応を心掛けていきたいものです。
連絡帳の表現に関してはまたいずれ。